若干23歳のS君が今日で仕事が終了~。という事で自分も23歳の時に作っていたビデオを引っ張り出して皆で観てみた。
当時はHi-8のビデオカメラを買ったばかりで、撮影した後、VHSテープにコピーして、テープ編集をする事に没頭していた。暇があると、編集室に引きこもっておった。
世田谷に一人で住み始めた頃、ひょんな事からYさんという男性と知り合った。「畠井君、ビデオ撮るんだったら、僕らを撮ってくれないかな~?」とYさんは持ちかけてきた。2~3日経ったら、ノートに一杯のアイデアを描いて彼はやって来た。思わず笑ったし、面食らった。
彼はその昔、、暴○族とか何とかで相当に世間には迷惑をかけていたそうだ。そして、その仲間でやっていたのが、SOUL TRAINに代表されるソウルなダンス。このビデオでは、その仲間が集まって踊るというのだ。そのダンスとダンスとの間には、趣向の凝らしたコントが入れ込まれている。。。
撮影当日、蓋を開けてみると、東京、横浜の当時の不良(失礼)だった人々が集まり、時の流れをさかのぼったかのように、華麗なるダンス・ステップを披露した。
この撮影には、4台のカメラを友人達が回してくれた。僕はこの為にカメラ・レールを組み立てた。華麗に踊るおじさんたちの映像の奥では、ジミ~にカメラ・レールを押している23歳の自分がいた。(専門用語では「見切れてる」といって、他のカメラに映りこんじゃってるのはNGですけれど、、) 全然変わってないなぁ~と思って正直、苦笑いした。
ベスト・ショットを撮影してくれたリンコちゃん、カトちゃん、山さんに今でも感謝してるよ。
Yさんは現在、老人介護の仕事をしていて、車椅子の方を車で送り迎えしている。