僕も含めて多くのデザイナーの人は鉛筆でもって、頭の中のなんやらぼんやりした印象を具象的に紙に書き留めていきます。
鉛筆の場合もあるし、色鉛筆やマーカーや、もしくはコンピュータソフトに取り込んでやる場合もあります。が下書きであることには変わりありません。
そして、お客さんもその下書きを見ながら、お互いにじっくり想像を膨らませて頭の中に完成品を描いてきました。
じっくり膝を交えるそういう時間はとても有意義でしたが、最近はそうもいかず、「鉛筆で描いたものだと判らないからすぐに完成品を見せて欲しい」とよく言われます。
みんなセカセカしてるな、と思います。2〜3分でも静かにその紙を眺めていると、想像力が膨らんだりするんですけどね。。。
真ん中の女の子はパティシエで、ホイップしていると文字が出来上がるのが好きでした。