フランスの西にブルターニュ地方という大西洋に面したの古い町並みがあります。
その西の果てに、昔は小さな島だった場所が次第に大陸とつながり半島になってしまったキブロン (Quiberon)という町があります。
別名をLa Presquîle (ほとんど島)と言うそうです(笑)
ここに1週間、遅い夏の休暇に家族で来ています。
今回の滞在はホテルではなく、初めてMobi Home という平たく言うと、オートキャンプ場で過ごしています。海沿いに位置したキャンプ場には、約100世帯がそれぞれのスタイルにあわせた野外生活を楽しめるように工夫されています。
豪華なキャンピングカーでやってくる家族、テントを張ってるサバイバルな若者、僕たちみたいに何も持たずに、プレハブロッジを利用する人々。などその組み合わせもいろいろです。
キャンプ村の雰囲気は、古代フランス風(アステリックス&オベリックス風)に、各家庭を仕切る植え込みが一風変わった形に尖っていたり、丸めてあったりします。
見た目はちょっとかっこわるいですが、毎日見ていると愛嬌すら感じてきます。
村には、一軒のカフェとスーパーだけで、村人たちは、基本的に自炊をしています。もしかしたら、魚を釣って生活する人もいるのかも?
村人は、コミュニティー意識が高く、キチンと挨拶をし、ゴミ回収や掃除などもそこら辺の町よりは奇麗。お互いの子供たちを優しく見守り、笑顔が絶えません。
子供が遊べる大きな公園があり、毎日何かのイベントで賑わっている幸せの村です。
キャンプというのは、必要最小限の生活品で、非日常を生きるのが面白い。
普段の自分たちの生活から不必要なものを削ぎ落としていつつも、豊かで幸せな感じがするのが大事で、その生活の取捨選択が生活のセンスだと思う。
決して贅沢をする訳ではなく、普段使っている気持ちのいいタオルが適切ないい場所に置かれていたり、美味しいコーヒーの入れ方にこだわったり、少しのフルーツが奇麗に飾られていたりと、ちょっとしたこだわりと価値観の共有で家族のいい時間が作られているのだと思う。というのが村人のキャンプ生活をみて考えたこと。
子供が自分の仕事を見つけたり、健全なコミュニティの中で成長するのもいい事ですね。