日本のマルコム・マクラーレンこと、dip in the poolの木村達司さんとのツーショット。
今年の6月、フランスで行われたライブ公演で初めてお会いすることができました。
その時は、弊社のテーマをリミックスしてもらうなんて、これっぽっちも頭をよぎりませんでした。
マルコム・マクラーレンは、70年代にヴィヴィアン・ウエストウッドと”Let It Rock”というブティックを作ったり、
セックス・ピストルズをプロデュースし、イギリスにパンクミュージック、そしてパンクなファッションブームを巻き起こしました。
ファッションや音楽の交わるポイントにおいて、プロデューサーではあるけど一歩引かずに、常に出しゃばっている彼が好きです。
1994年に”Paris”というアルバムをリリースしますが、そこでは、カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワーズ・アルディ、アミナ、ソニア・リキエルをボーカルとして起用しています。
今聴いても古くない90年代のパリの音です。
同じ1994年、dip in the poolは “7”というアルバムをリリースします。
アシッドジャズ、ハウス、少しヒップホップ、その楽曲の上に永遠のミューズこと甲田益也子さんのメローな歌なのか、リーデングなのか不思議なボーカルが浮遊します。
何ともこのフローティング感覚がかっこいいんです。
今聴いてもまったくかっこいい90年代の東京の音です。
ファッションと音楽の絶妙なおしゃれバランスをdip in the poolにも感じていました。
そして、プロデューサーとして、美しいボーカリストをフューチャリングするそのセンスも凄いし羨ましいw
そういった意味で、レニークラヴィッツがプロデュースしたヴァネッサパラディの”Natural High”も素晴らしいし、カヒミ・カリィや嶺川貴子を自分色に染めている小山田圭吾も、AKB48をプロデュースしている秋元康も羨ましいぞ!
Le pivot Remix 10: https://youtu.be/lsimceLTyW8