Nice Sketch Trip Summer 2022 - Takeopiv

Nice Sketch Trip Summer 2022

今年の夏休みは、コートダジュールの港町 ニース(Nice)を拠点に、地中海の小都市を回り、アルプス山脈の端っこの村、ラ・ブリグ、タンド(La Brigue, Tende)といった岩山に登りました。

僕は、去年のトスカーナ、モンテプルッチャーノでのバカンスから、毎日のようにスケッチを続けてきました。
https://takeopiv.com/italy-sketch-trip-summer-2021/
「絵が上手くなったのか?」というと、そうでもなく、毎日悩みながらペンを走らせています。
今見ますと、トスカーナで描いた線の方が自由かつシャープに生きているようにも見えます。

今回のスケッチには、インクと筆と絵皿だけを持って行きましたので、モノトーンのタッチが乗っています。
現地で線画だけスケッチしてから、夜や朝にインクを入れています。

Niceはアルファベットで書くとナイスなので、ナイスなスケッチが残せたていたらいいですね。

ニースは、フランスに来た23年前に、「タケオはバカンスどこ行くん?」と同僚に聞かれて、「行くとこなかったら、ニースに行けや」と勧められて、人生で初めて1週間も何もないしない「バカンス」を経験した場所。

当時はインターネットの情報もあまりなく、バス停でもらったバスの路線図を片手に、南の高山みたいなエゾ、古くて可愛い中世の町 サンポールエヴァンやヴァンス、ピカソ美術館のあるアンティーヴ、パスタを食べるだけにイタリアのマントンなどを周りました。
持っていたものは、文房具屋で買ったスケッチ用のメモ帖とペンとビックミニ(カメラ)だけでした。
1週間の休みでしたが、人生で一番長い、何もしない休暇でした。
リフレッシュしてパリに戻るときの、「何か新しいことしたいワクワク感」を今でも憶えています。



La Plage, Villefranche-sur-Mer

Musée Matisse














下の図録は 23年前にアンティーブのピカソ美術館を訪問したときに買ったものです。
小ぶりなデザインですが、一点一点、きちんと紹介されていて好きな本です。
久しぶりに開いてみたら、その時描いた、アンティーブの浜辺のスケッチが一枚ぺらっと出てきました。
それはそれなりに可愛いですね ^_^

が1946年の後期に、アンティーヴ市がピカソにアトリエとして提供していたグリマルディ城砦が、現在のアンティーブ美術館になっています。
館内や庭から見える地中海も絶景です!

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