これは、新しいアトリエの床の計測をしているところ。
傾斜して歪んでいるところを、12cm持ち上げようと思い、今週は何度も図面引いてました。
木で組んだり、セメントを流したり、スチールで溶接したりと5パターンくらい考えたのものの、材料の調達が難しい今日この頃。。。
今は、たくさんの制限があるんだけれど、その中でこそ創造的なアイデアが浮かぶと新聞で読みました。
今週から夕食のあとに、「Queer Eye」というNETFLIXのシリーズ番組を観ています。
番組のタイプは、昔にもあったような「変身モノ」です。
視聴者のルックスやライフスタイルなどをかっこよくコーディネートして変身させるような内容です。
多くは視聴者の「お父さんを何とかして」とか「親友の〇子ちゃんを変身させたい!」などのリクエストが多い。
「Quuer」は、英語でゲイの意味。
それぞれの専門分野を持つ5人の美しくかっこいいゲイたちの視点「Eye」で、「変身」の魔法がかけられます。
専門分野は、①ファッション、②グルーミング(ヘアスタイルとか化粧)、③デザイン(主に部屋のインテリアデザイン)、④フード(料理を作ったり食べたり)、⑤カルチャー の5つ。
5人それぞれのセンスは、アメリカ西海岸のゴージャスな感じが出ていてとても良い。
パリでは、ああいう爽快感が演出できないかも。 ねちっこい感が出そう。
彼らの中で、この古臭い「変身モノ」をまったく新しいレベルに引き上げているのが、⑤のカルチャーを担当するカラモだと思います。
「カルチャー」って何じゃ?ですが、「メンター」の方が今なら判りやすい。
番組で取り上げる、少しあか抜けていない、ルックスなど気にしない視聴者「メンティー」の内面に注目し、根本的解決策を引き出します。
表面上のデザイン的変化 ①~④は、⑤の本質であるメンタルな問題を解決するデザインワークになります。
メンティーは、毎回すごい変身をします。
それは単なる着せ替え人形ではなく、これまでの問題を解決し、将来に向けて自ら変身を遂げた!という感動があり、毎回泣いてますw
メンティーも大泣きです。
自分の仕事も「メンター」的な要素が多く、クライアントの根本問題をデザインの力で解決していくこと。
のはずなのですが、この「Queer Eye」のような感動を共有できていません。
もっと本質を見抜く「Queer Eye」が必要なのでしょう。
カミングアウトが必要ですね
#queereye