Simon Pasiekaはパリで活動するドイツ人のシュールリアリズムの画家で、うちの娘の友達のお父さん。という事で仲良くさせてもらっています。
澄んだ湖の淡い茂みの中にいる全裸の男女たち。差し込む光はとても柔らかく穏やかですが、彼らが身につける光学的なフィルムや人工的な装置たちが放つ太陽の反射は森の中で違和感を放っています。
淡々と行われる彼らの行動は、日々の習慣のようであり労働のようでもあります。
中世の宗教画の人々がそのままタイムスリップしたようにも錯覚します。
今日は、クローズドパーティーで、Simonさんの奥さんが、中世のアカペラを友人たちと唱う素晴らしいコンサートがありました。
ここは美術館ですが、古い教会での新しい宗教画を囲む儀式のようにも思えました。