僕の住むバスチーユには、新オペラ座があり、そこは昔、バスチーユ駅という大きな鉄道の駅でした。
1859年に開業された線路は、パリと東部のヴァンセーヌ方面の田舎町への55kmをつなぐものでした。
60年代 鉄道の近代化に伴い、西のサンジェルマン方面から東のヴァンセーヌ方面を地下でつなぐ現在の高速鉄道 RER A線の建設工事が始まり、1969年には
廃駅となりました。
そのバスチーユ駅から東へ延びる高架橋は、現在も保存され、線路があった部分は緑地化され、パリ市民の散歩道 coulée verte となっています。
高架橋下、アーチの部分は、ガラス張りで、主に手工芸のアトリエやショップがお洒落な町並みを作っています。
ずーっと歩いていくと、バンセーヌの森まで続きます。
今年6月、パリで行われた10kmのマラソンを左膝に無理をして完走したため、それ以来、左膝に違和感が残り、それを庇うために右膝も痛んでいました。
忙しさにかまけて、なかなか自分の体と向き合うこともなく、夏が過ぎました。
3年前に初めてフルマラソンに参加するために目標としたのは、「いかに体を壊さず完走するか」ということで、そのためにスロージョギングというものを勉強しました。
多くの選手が踵(かかと)からダイナミックに着地するのに比べ、スローの着地はつま先の部分で着地し、ふくらはぎや太ももの筋肉、そして太ももからお尻にかけての体幹の筋肉の柔軟性で着地時の衝撃を吸収するものです。
一緒に練習して、マラソンにも参加した國本文平さんは元気かな?!
それに、僕は独自の呼吸法があって、8歩はいて8歩吸うような長い呼吸をしながら走っています。
ゆっくりした呼吸はジョギング以外にも、自律神経の安定化にいいみたいですよ。
ということで、約3ヶ月ぶりに、定番ジョギングコースである、このパリ市民の散歩道 coulée verte を、たっぷり準備運動をしてから、ゆっくりスローにジョギングしてみました。
お陰様で、フォームにぎこちなさは残るですが、痛みはなく5kmくらい走れました。
これから良い季節になりますので、また、これまでのように週に3回くらい自分の体と対話できるような時間をつくりたいと思います。
まずは基礎体力から。
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