J’ai reçu un cadeau de Noël un peu plus tôt.
Le gravure d’Apollon dans la mythologie grecque.
一足早く、クリスマスのプレゼントを頂いた。
〈ギリシア神話に描かれる〈アポローン〉のエッチング。
アポローン ΑΠΟΛΛΩΝ
ゼウスの息子であり、詩歌や音楽などの芸術の神として名高い。
羊飼いの守護神にして光明の神でもある。
「遠矢の神」であり、疫病の矢を放ち男を頓死させる神であるとともに病を払う治療神でもある。
古典期のギリシアにおいては理想の青年像と考えられた。
「当時、一番の美男子だったんだよ」らしい。
最初は、目の部分が魚に見えて、「水族館?!」と思ったけれど。。。
これを描いたMさんは、画家、版画家でもう70歳。
現役で描いているんですね。
通常は、版画は1版で、何枚か刷るのですが、これは1点ものだそうです。
この春にMさんの奥さんが亡くなったのを知ってから、大体平日の朝にお茶をしばいている。
こういう時期ですから、ほとんど人と話すこともなかった様で、家にお邪魔すると、えらく喜んで、絵のことや家族のことを話してくれます。
奥さんと住んでいたアパートが自分一人では広すぎるので、昔一人で住んでいた場所に引っ越すんだけれど、、、 と言いながら、時間が止まっちゃってね、、、と、お茶をしばきながら言う。
今朝は、クリスマスのケーキ、木の切り株の形のケーキ〈ブッシュドノエル〉を一緒に食べた。
絵は、マチスやクレーにピカソが好きなようで、お互い趣味があうし、さすがに画家だけあって、それぞれの作品や時代や影響関係など、とても詳しい。
自分が元気ない割には、「畠井君、頭で考えずに、思いついたらパって描くんですよ」「子供みたいに自由に描くのがいいですよ」と毎回激励してくれる。
丁度、20歳くらい違うので、未来の自分はこういう感じかな~?とか思いながら、彼が裏返しに着てしまったセーターのタグをぼーっと見ながら話を聞いている。