I love Monoprix, Déjà 10 ans qu’on se connaît - Takeopiv

I love Monoprix, Déjà 10 ans qu’on se connaît


「もうお知り合いになって10年ですねー」という手紙と、新しいポイントカード(Carte de Fidélité) がスーパーのモノプリ(Monoprix https://www.monoprix.fr/)から届きました。

お支払いの時に、このカードの裏面のバーコードをレジでピッとやってもらうと、

ポイントが溜まって時々割引券をいただけたり、どのような商品を購入しているかの個人情報もサクッと保存されたりもします。

お知り合いになったのは、、、そうですね、、、初めて仕事でフランスに来た時からなので、20年くらい知っていますよー。
僕はスーパーが好きで旅行に行くとその土地土地で売られているごく普通の商品を見て周ります。 歯ブラシとかトマト缶やビスケットに至るまで、よく言うとマーケティングリサーチと言えるけど、そういう庶民的なプロダクトを見ながら現地の人の生活を想像して、ちょっとした感性の違いを知るのが好きなんです。

そんなもんで、フランスに来て一番行きたい所は、エッフェル塔でも、ラデュレでもなくて、モノプリだった訳です。
タクシーの中で、通訳の女性とモノプリの話で盛り上がっているとタクシーの運転手の男性が、「何か、あなたはわざわざ日本からモノプリに買い物に来たみたいだねー」と笑われました。
そんな君に、と凱旋門を1周してくれたのは、いい思い出です。

そうですね、Déjà 4 ans もう4年前になりますが、モノプリの商品パッケージデザインが刷新されました。
太いタイプフェイスで、商品名、しかも固有名詞ではなく、”トマトケチャップ”のように、商品種別コードみたいなものだけが書かれていて、その周りにまるでウィットに飛んだポエムのような言葉が散りばめられています。
このポイントカードにも”カード”と大きく書かれています。
カラーリングも派手に、文字と文字をグリッドシステムで塗り分けるシンプルなもの。
パッケージ以外にも、広告用ポスターなどコミュニケーション全体がこのグラフィックシステムです。

左岸のインテリ階級にも、右岸のユーモア好きの庶民にも、このちょっと一言が書かれたパッケージがウケています。
知的なブランディングが成した成果ですね。




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