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赤とんぼ
赤とんぼの季節ですね~っというのはウソでして、パリは今夜にも雪が降りそうで、その序章として小雨が降り出しました。
「赤とんぼ」は、レイコクルックさんが新しく書かれたノンフィクションノベルです。
第二次世界大戦、戦中戦後の約1年間を、まだ娘さんだったレイコさんは、ナガサキで過ごしました。
その純粋な目に映ったであろう、赤とんぼ、、、がたくさん飛んだ空。
以前作らせていただいた彼女のサイト(http://reikokruk.com)にこの著作を紹介しようということで、今日は赤とんぼの撮影。
真面目にライティングして、綺麗な光を作りました。
本は、撮りたい書面が思ったようにペロリと開かないので、難しいですね。
そういう時は、ハイ、こんな風にビスケットの箱でちょっと抑えたり、表紙を上げてみたりすると上手に撮影できます(笑)
女性の年齢を申すのは何ですが、、、いくつになってもバイタリティーに溢れ、美しい方です。
パリで特殊メーキャップの仕事で成功し、傍らに、スキンアートという、人間の皮膚を薄い樹脂で成形するような作品を多数創ってこられました。
美しい人体のコピーというよりは、整形時のエラーをうまく拾い上げた、グロテスクな死の匂いのするアート作品です。
その人間の体や皮膚への執着は、幼い頃の原爆体験にストレートにつながっています。