Vinegared rice スシメシ - Takeopiv

Vinegared rice スシメシ






マンマルトルの坂道をてくてく上がるとそこに、くずし割烹のお店 枝魯枝魯(guiloguilo)がある。割烹なんだけど、店内はハウスが流れてたりしてくずれていますw。お味は本当に素晴らしく、インスピレーションに溢れています。
パリではなかなかこのような美しい日本食を味わえない。

10年くらい前、うちの奥さんはとても美味しいお寿司屋さんでバイトをしていました。お弁当なんかもある日本食屋でイートインもできるよ〜くらいのお店でしたが、お寿司も家庭風のお料理も美味しかったです。
バイトしてたと言うと聞こえもいいですが、その頃、ワタクシ恥ずかしながら食えなくて、奥さんに食わせてもらってました〜。
お店のご主人の山本さんは、そういうのを薄々察知してたのか、バイトが終わると、余ったスシメシをたくさん持たせてくれました。
スシメシって、なかなか料理の仕様がなくて、大体がチャーハンとかになってました。
魚が余ると、ニギリも持たせてくれて、夜中に帰ってきていただいたのを憶えています。
そうだ、山本さんを今度、枝魯枝魯に招待しますね!

本日は、Le pivotという会社ができて10年のお祝いでした。
何の計画もなく、ただの勢いとノリだけで始めたようなものなので、とても破綻と無駄の多い10年でした。人件費が高く、法人税も冗談じゃないこんな国で移民の東洋人が会社作るなんてバカな話です。

10年経った今、まず、最初にしなくてはいけないことは、いろいろな諸事情、特に私とのぶつかり合いで、辞めていったり、切れていってしまった方々へのお詫びです。なんやかんや気苦労も多く、気持ちが入り過ぎており、皆様には多大なプレッシャーをかけ、時には言い過ぎた事もありました。おでこが狭い人は短気らしいんです。、、あれから失恋の痛みにも耐え、少しはまろやかになれたかと思います。道で見かけたら是非声をかけてくださいね。

また、これまでこんな私を信用してお仕事を依頼してくださった方々にこの場を借りて御礼申し上げます。これからも丁寧な愛のあるもの作りに徹して参ります。

そして、私のアイデアを数倍にも膨らましてくださるスタッフの皆様、影でささえてくれる家族に感謝します。

あと20年で、世間的には退職です。面白い仕事をみつけて、おじいちゃんになっても何かつくれるバイタリティーを今から養いたいと思っています。
これからもLe pivotを宜しくお願い致します!

今日のスシメシは、フォアグラと奈良漬けの食感が絶妙でした〜。

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